今回の結露対策リフォームも長くなっています。
今回はガラス面の対策です。簡単にいえば、シングルガラス(1枚のガラス)をペアガラス(2枚のガラス)にするといった方法です。ペアガラスの中空層(ガラスとガラスの間の空間)にアルゴンガスを入れたものや中空層自体を広くしたものもあります。それも断熱上はいいのですが、もともと1枚のガラスを入れるようにできていたサッシに、厚みのあるガラスを入れることで支障が出る場合もあります。
今回採用したのは、真空ガラスです。見た目はほとんどシングルガラスと変わりません。が、性能はアルゴンガス入りの商品より高断熱です。松本のM様宅に続き2件目のご採用です。
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左の写真は、その真空ガラスを通して外の様子を撮った写真です。シールの横に小さな突起物があります。ここから空気を抜いて?ガラスとガラスにはさまれた空間を真空にします。 |
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普通のガラスと違うのはその他にもう一つあります。白い壁の部分をよく見ると黒い粒のような点が5cmぐらいの間隔で並んでいます。(ちょっとこの写真ではわかりませんね。)初めは何だろうと思ったのですが、実は、これが真空を支えているスペーサーなのです。 |
次は、結露対策リフォームとは異なりますが、結露などで傷んだ床を簡単にリフォームする素材です。リフォーム前の床と厚さ2mm弱のリフォーム用の床材です。 | ![]() |
リフォーム後の写真です。床下収納まわりも段差が出ません。 | ![]() |
以上、ガイナ~サッシ枠~真空ガラス~床の工事は、実際は1日での工事でした。この冬どんな効果が出るか楽しみにしています。 | ![]() |